人間が生きていくために必要不可欠な「食」。
しかしながら、「食」の製造や流通には環境負荷という課題が発生しています。
私たちは原材料の調達から加工、販売、物流までを
一貫して行う「食」業界の企業として、
全ての事業プロセスにおいて、環境配慮に取り組むべきであると考えています。
今後も、より高いレベルの環境対策を強化することで、
持続可能な「食」の豊かな未来を切り拓いてまいります。
新たな省エネ設備の導入やノンフロン冷凍機への転換、
太陽光発電の導入などによる「地球温暖化対策」、
廃棄物の有価物化などの「循環型社会の構築」、
さらには海岸クリーンアップへの従業員参加など、
様々な取り組みを通じて「環境価値」の創造をめざしています。
当社はマイナス60℃での保管という商品特性もあり、膨大な電力を消費しています。冷蔵庫の冷凍機や工場の空調設備において省エネ型設備への入替えを進めており、空気冷凍システム、高効率自然冷媒冷凍機、CO²コンデンンシングユニット等の導入実績があります。
オゾン層破壊や地球温暖化といった環境への影響、万が一の大規模漏洩時の企業としての社会的責任という課題を解決するため、脱フロンと環境負荷の軽減を目指して、当社では、全ての超低温冷蔵庫の冷凍設備のノンフロン化に向けて、2021年より自然冷媒冷凍機への入替えを進めております。
各工場では、FSSC22000、HACCPを取得し、これら国際的な「品質方針」に基づいて品質保証体制を確立し、万全の安全対策を講じています。社員一人ひとりがそれぞれの現場で安全・品質保証への取組みを徹底しています。
製造過程で発生する、まぐろの頭、尾、骨、などの水産資源を価値のない廃棄物として扱うのではなく、これらの水産資源を積極的に有効利用できるよう、飼料用や肥料用の魚粉、濃縮エキス、ソリューブル、魚油(DHA,EPA)の原料として、有価物化に努めております。
海岸清掃活動の写真
海洋プラスチック流出による環境汚染は世界的な重要課題で、海に深く関わっているマルハニチログループにとっても同様に重要な課題と捉えています。
海洋プラスチック問題への対応として、マルハニチログループでは、全国各地でクリーンアップ活動を実施しており、当社においても静岡県吉田町の海岸で清掃活動を実施しています。